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胆石の内科的治療
胆石の治療として内科的治療と外科的治療があります。
内科的治療には溶解剤を用いた経口治療があります。
薬で胆石を溶かしてしまおうという治療方法です。胆汁酸であるウルソデオキシコール酸、ケノデオキオシコール酸を服用します。水に溶けないコレステロールを水にも油にも溶ける胆汁酸で胆石を溶かします。
メリットとしては手術と言うリスクを負わなくて済む、薬を飲むだけなので時間的に余裕が無い人でも無理なく続けられる、胆のうを残せるなどがあります。
しかし治療に長期間かかり、胆石の再発のおそれもあるのが欠点です。
治療期間には幅があり、1年から3年ほど掛かる場合もあります。1年間の服用で胆石が消失するのは10%前後といわれています。
又、すべての胆石に効くわけではなく、コレステロール胆石、15mm以下、石灰化がない、胆嚢機能が保たれている などの条件が必要です。
超音波検査などでこれらの条件に合った場合のみ適用となりますが、かなり長期になりますし、食事等の生活習慣にも気を遣わなければならない煩わしさも伴います。
今は発作を抑える二次的治療として行い、経過をみて外科的治療に移行する病院もあるようです。
再発する可能性があるので、薬の服用が終わっても規則正しい食生活を摂る事が必要です。
同じように胆石を溶解させる治療として、カテーテルなどで直接溶解液を胆石に掛ける方法もありました。
しかし副作用などの問題から今はあまり行われていないようです。
胆石の治療の遅れのデメリット
胆石は無症状の場合が多く、治療が遅れることも多いようです。
検査で胆石の疑いがあっても、無症状だとそのまま放置してしまう人もいます。
確かに痛くも痒くも無ければ様子をみたいのが人間の心理です。
必要が無ければ手術や投薬はしないに越した事はありません。
実際、無症状の胆石の7割以上は仙痛発作を起こす事が無いようです。
検査で見つからないと、胆石に気付かないまま一生を送る人も多いとか…
しかし定期的な検査は必要です。年に1回は胆石が増えていないか、違う箇所に出来ていないかなどを調べてもらいましょう。
これで異常が見つかった時にはそれに即して必要な措置を取らないと、悪化して急性胆のう炎や膵炎を起こしたり、最悪がん化する事もあります。
急性胆のう炎を起こすと高熱が出たり、胆のうに膿が溜まったりします。腹腔鏡手術で胆のうを取り出すことになる事もあります。
急性膵炎はアルコールが原因の病気だと思われていますが、胆石が胆管の十二指腸開口部に詰まって、胆汁や膵液の流れを止めてしまう事でも起こります。重症になると死に至る事もある怖い病気です。
また胆のうに出来る胆のうがんは胆石を併発している事が多いようです。
胆石による炎症の刺激によって胆のうの粘膜上皮が繰り返し傷つけられる事で、その部分にがんが発生するのではないかと考えられていますが、はっきりとした原因はまだ不明です。
痛みを伴う胆石を持っている人は胆のうがんになる確率が高いので注意が必要です。